麻雀プロ、第一世代の問題点、その2

前々回に、麻雀新撰組の世代が第一世代で、いまだによくない影響力を保持してるという話をした。
麻雀プロの「第一世代」は、もっと単純な負の面も持っている。
(A)自分は強いという思い込み。(B)自分と違う雀風を認めない。*麻雀プロになる前からそういうタイプが多い。(C)(A)と(B)が結合し、若手の新しい発想、打風をまったく認めない。
単独でもちょっと痛々しい様だが、麻雀プロの世界でこの負の面が象徴的に現れたことがあった。
ある麻雀の団体に、副露も抵抗無くつかうタイトルホルダーのXプロがいた。
この「Xプロ」はその麻雀プロ団体の重要なタイトル戦に出場した。その対局には審判のような人間が居て、リアルタイムでは何も問題が無いとして進行した。しかし、審判がリアルタイムで「何もいっていないのに」「後で」理由が出てきて、この麻雀プロのX氏は失格にされたのだ。
その場において、「Xプロの雀風は軽すぎる」、「あんなんでもう今回は優勝の目はないだろ、ガハハ」。
こんなことを言っている麻雀プロがいた。
雀風が軽い。つまり「軽い」という「形容詞」を使った否定。
戦略、戦術の数値的な分析がない。麻雀プロなのに軽い(からだめ)とだけ言っている。つまりはその論評をしたこの某団体のプロは、「おれはあれ嫌い」と言っているだけであった。麻雀プロなのに。実質「きらい」しか言っていない。
しかも、いわゆる「空切り」をしただけで、「このXプロはプロとして重大な不正をした」というようなことをこの麻雀プロ団体側から「対局後」にいわれ、このX氏は失格となった。
当時、某・プロ団体にいたタイトルホルダーのこの麻雀プロのX氏がこんなこと(いやがらせ、後だし失格)をされた理由は、(1)副露をする、(2)この団体の某「勉強会」(*)にあまり参加していない。
事実上このふたつだけであった。
つまりは、第一世代が、副露をする雀風が嫌いだから。
事実上これだけの理由であった。

(*)2つめの「理由」、口実である「勉強会」。実はこれとても勉強会と呼べる物ではない。それについて後日詳しく述べる


なお、たとえば将棋の世界では、通用する棋風がいろいろ変わるのはよくあることである。そして、将棋の世界では、ベテランの強豪はそういった棋風の変化の勉強もしている。
また、将棋のプロの世界では、弟子が師匠に勝つことは「恩返し」と呼ばれている。

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