麻雀プロの位置、「初期」プロの問題点

麻雀プロに相当するもののはしりは、麻雀新撰組です。
ただこれは、麻雀ブームの初期に、阿佐田哲也(あさだ・てつや)さんが個人的に集めた集団です。
テストをしたわけでもないので、これを麻雀プロと呼ぶのはすこし無理があるでしょう。
まあ、現在でもテストはしているけど、約30人受けに来て1人以外合格。女子は基本合格。そんなことやっている麻雀プロ団体もありますが。
ですので、この麻雀新撰組も、プロ棋士やプロゴルファーと同列のプロと言うことは残念ながら全く出来ません。
現在の某・麻雀プロ団体でさえ、前述のようなことをしているのですから。
けっきょく麻雀ブーム初期(1960年~1970年代)にあったのは、強いといわれていてキャラの立っている人たちの集団。
プロとして将棋やゴルフと比べれば、これは麻雀プロではありませんでした。
ただ、このころ注目されていたのは麻雀新撰組だけでしょう。
麻雀新撰組だけはスポーツ紙や週刊誌に取り上げられていました。
ただかなりの負の部分も残しました。
この世代の人たちが、麻雀プロの第一世代ということになり、この世代の人間関係が麻雀のプロの世界に濃く残りすぎることになりました。
その好例は、ある大規模麻雀大会です。
この大会には、ほとんどプロ相当の人しか出場していません。
しかしその大会で、コンビ打ち(談合)が発覚したのです。
X氏とY氏の2者のコンビ打ち、談合が認定されました。
この2人は初期の形での麻雀プロでした。(いまも「プロ」です)
押し上げることをしてもらったX氏は、Y氏の麻雀の師匠にあたる人。
このように麻雀においてはプロの間の人間関係が関係して、大会で不正が行われる。そうなってしまっています。
また、このコンビ打ち、談合に関してはその場に居もしなかった麻雀プロのZ氏が「証拠なんて無いだろ」という弁護を試みました。
みてもいないのに、当時の基準での麻雀プロのZ氏が、弁護をしようとしたのです。
これはなぜかというと、Z氏は、お金や女のことで豪快すぎて、私生活に問題が多かった。その「問題」を解決していたのがX氏だった。
麻雀プロの間での私生活の関係で、不正の弁護がなされる。
このように、初期の麻雀のプロの世界は、「第一世代」との関係で、コンビ打ちは起きる、無理な弁護(その場に「いない」、見てもいないのに弁護)は飛んでくる。
麻雀プロの世界は、そういうものになってしまっているのです。
さらには、このコンビ打ち(談合)で押しあげてもらったX氏は、いまだに影響力をもってしまっています
某・麻雀プロ団体に、凸という団体のトップがいるのですが、この凸氏は若い頃からこのX氏におべっかをつかい、よいしょをしていた人物です。
30年、全よいしょの男
この「30年、全よいしょの男」、がトップになっている某・麻雀プロ団体とは、冒頭で触れた「テストはしているけど、約30人受けに来て1人以外合格。女子は基本合格。」
これをやらかしている麻雀プロ団体です。